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淋病に感染した時の主な症状にはどのようなものがあげられますか?

2020年05月31日

淋菌の潜伏期は2~9日と言われています。淋病の検査は、陰茎など、感染源と見られる部分から採取した、分泌液などを調べて診断されます。この検査で淋病が認められる確率は、60~90%ほどです。淋病感染者は、クラミジアに感染している可能性も高いため、クラミジアの検査も同時に行われます。

初期の頃は自覚症状がないという場合が多いですが、淋病の症状が進行すると徐々に現れてきます。男性の場合、尿道に異変が起きます。排尿する時に痛みが走ったり、膿が出たり排尿自体が困難になることがあります。急性尿道炎や尿道狭窄を患っている可能性も出てきます。こうした症状を放っておくと炎症が広がり、前立腺炎や精巣上体炎に発展することもあります。前立腺炎や精巣上体炎になると、うずくような痛みを感じるようになり、陰嚢の腫れや発熱といった症状が現れることがあります。場合によっては無精子症になってしまうこともあるので注意が必要です。

女性は感染すると子宮頚管炎や尿道炎を発症しますが、自覚症状がない場合がほとんどです。治療せずにそのままにしておくと、病状はやがて進行し、子宮内膜炎や卵管炎等の骨盤内炎症性疾患に発展していきます。この時点で下腹部の痛みなどの自覚症状が出るようになります。男性は無精子症になるリスクがありますが、女性の場合は不妊症になってしまう可能性が出てきます。

淋菌が直腸や咽頭などに感染する場合もあります。その時も初期の自覚症状がほとんど出ません。直腸や咽頭を感染源として症状が進むと、やがてかゆみや痛み、不快感などが出てきます。咽頭から出血することもあります。直腸では便に異変が起きます。下痢が続いたり血便が出る、便に粘りが出るなどの症状が見られます。

淋病の治療をせずに放っておくと、淋菌は血液に乗って体全体に散らばることになります。そうすると、関節や皮膚に炎症を起こすほか、まれですが心膜炎や髄膜炎、心内膜炎などを引き起こすことがあります。肝臓の周辺に炎症が発生することも指摘されています。関節炎や皮膚炎は突然発症するため、淋病が原因と考えにくいかもしれませんが、炎症は急速に進み、患部は熱を持ち腫れたり、痛みが出て思うように体を動かせないと言ったことにもつながります。

新生児が淋病に感染した場合、感染してから12~48時間以内に、淋菌性結膜炎を発症する可能性があります。結膜が腫れ、大量の膿が出てきます。失明してしまう可能性も出てくるため、適切な処置が必要になります。